「マリオカート」シリーズの歴史や買取価格をご紹介
マリオカートといえば、アイテムを使って敵を邪魔したり自分に有利な効果を与えてレースに勝つ、という初心者でも楽しめるレースゲームです。
いろいろなキャラクターも登場し、白熱したレースが展開されます。
今回はそんな人気レースゲーム「マリオカート」の歴史や各ソフトの買取価格についてご紹介していきたいと思います。
「マリオカート」とは?
「マリオカート」は、現在もなお続いている任天堂のレースゲームです。
キャラクターはマリオシリーズに登場するキャラクター達ですが、最新作では任天堂のほかのゲームもゲスト出演しています。
「アイテムで敵を妨害する」という要素を取り入れ、他のレースゲームとは一線を画したレースゲームです。
「マリオカート」シリーズの歴史
「マリオカート」シリーズは、スーパーファミコンを皮切りに様々なハードで発売されています。任天堂で新たなハードが出るたびに新しい作品を発売し続けている人気シリーズの歴史を紐解いていきます。
スーパーマリオカート(スーパーファミコン)
SFCにて発売された本作は、これまでのレースゲームにはない新たな要素として、マリオシリーズに登場するアイテムをレースゲームに取り入れてきました。
アイテムには甲羅やバナナの皮、スター、イナズマ、キノコ、羽根、テレサがあります。甲羅を投げてぶつけたり、バナナの皮を置いておいたり、スターでスピードアップして無敵になったり、全員を小さくして遅くするイナズマだったり、一瞬最高速まで加速するキノコ、障害物をよけたりする羽根、相手からアイテムを奪うテレサ。
これらを駆使して、単純なテクニックだけでなく、アイテムの使いどころも重要になっています。
キャラクターもマリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシー、クッパ、ドンキージュニア、キノピオ、ノコノコと、マリオシリーズおなじみの顔ぶれです。
キャラによって性能も違い、単純なレースゲームとして見てもしっかりと基礎はできています。細かいテクニックなどもあり、初心者から上級者まで遊べるレースゲームシリーズがここで出来上がったのです。
マリオカート64(N64)
本作はある程度これ以降のシリーズのシステムが固まった作品でもあります。
前作の時点でアイテムを使って逆転するという方向性は固まったので、それ以外の面で新たなシステムが登場してきました。
たとえば、前作ではわかりにくかったミニターボは、ドリフト時に火花が見えるようになって発動させやすくなりました。
他にもアイテムパネルがアイテムボックスへと変わったこと、敵もアイテムボックスを取るようになったことなど、シリーズでは当たり前の要素が本作で出来上がりました。
新たなアイテムも登場しています。1位にめがけて追尾していくトゲゾーこうら、しばらく何度もキノコがつかえるようになるパワフルキノコ、こうらやバナナ、キノコがそれぞれ複数セットになったもの、アイテムボックスに似ている偽アイテムボックスなど、バラエティに富んだアイテムが登場します。
コースも3Dになったことで、様々なギミックがある個性的なコースがたくさん登場します。レインボーロードは超長い。
マリオカートアドバンス(ゲームボーイアドバンス)
携帯機でマリオカートが遊べるようになり、新たなコースだけでなくSFC版のコースも収録されています。
基本的な部分はSFC版に準拠していますが、アイテム系は大体64に近いです。本作の特徴は「フリーラン」システムです。
これまでコンピュータ相手にレースをするにはグランプリをするしかなかったのですが、フリーランでは1コースだけ選んでコンピュータたちとレースができるようになりました。
本作のグランプリは、ランク評価をされるようになったので、その練習としてフリーランが最適なモードなのです。これ以降もフリーランは搭載されているので、好評だったことがうかがえますね。
ちなみに本作のレインボーロードは壁の代わりにジャンプ板が設置されているゾーンがあるのですが、そこでキノコを使ってひたすらジャンプし続ける大胆なショートカットは大方普通のレースゲームとは思えないぶっとびっぷりです。ぜひ一度体験して見てください。
マリオカート ダブルダッシュ!!(ゲームキューブ)
これまでのシリーズにはない最大の特徴としてカートに2人乗るということ。2人キャラクターがカートに乗るので、アイテムを2人で1個ずつ持つことができます。
更に今作ではキャラクターごとに設定されたスペシャルアイテムも登場し、キャラクターも大幅に増えました。
また今までは性能は全てキャラクターに依存していましたが、本作ではキャラクターに加えてカートを選べるようになりました。
こちらも個性的な見た目のカートが多くなっています。コースも様々なオリジナルコースがあり、従来よりもなかなか難易度の高いコースが多くなっている印象です。
全体的なスピードも上がり、コンピュータも積極的に攻撃をしかけてくるので、ハチャメチャ感はなかなかのものです。特に今回の新コース「べビィパーク」はもうあちこちからアイテムが飛んできてカオスです。
マリオカートDS(ニンテンドーDS)
DSという新たなハードで登場した本作。2画面ということでレース画面ではない方にはマップが表示されるようになりました。
敵がどの位置にいるかも分かるようになり、アイテムがどの位置にあるかも見えるようになりました。ライン取りなども見られるので、タイムアタックではより研究しやすくなっています。
そして、従来のレースとは違うモード「ミッションラン」も追加されました。こちらは様々なクリア条件を提示され、それをこなしていくモードです。
また、DSというハードの特徴を生かし、Wi-Fiによるオンライン対戦もできるようになっています。ハードの限界もあるので、普通のレースに比べると4人までしか遊べないという欠点はありますが、オンライン対戦は画期的なものでした。
本作はミニターボが他の作品よりも出しやすくなっており、すばやく連続でミニターボがさせるようになりました。そのため、直線でドリフトをする凄まじいプレイも可能です。というかその方が速い。やりすぎるとボタンが死ぬので注意。
マリオカートWii(Wii)
Wiiの最大の特徴であるリモコンを振ったり動かしたりして体感的な操作をマリオカードにも取り入れています。
レースゲームをするとよく体が傾いたりすることありますよね。あのような感覚を実際にWiiハンドルで感じるようになります。まさにWiiとマッチした見事な仕様だと思います。
そして何といっても注目は「バイク」が登場したことです。操作の感覚がカートとはまた違っており、独自のアクションとして「ウィリー」ができることです。ウィリー中はスピードが上がりますが、曲がれないという欠点もあります。新たな新風をマリオカートに取り入れましたね。
アイテムも個性的なものが多いです。新しいものとしては、スピードを上昇させ、巨大化して敵を踏み潰す「巨大キノコ」、一定時間後に相手のマシンを跳び上げてスピンさせる「POWブロック」、シリーズ初のデメリットアイテム「雷雲」などがあります。
そして前作では制約があったWi-Fi対戦も、通常のレースと同じ人数でプレイできるようになったので、より楽しいオンライン対戦ができるようになりました。キャラクターも増えて、よりパーティーゲームとしての側面が強くなりました。
マリオカート7(3DS)
64~Wiiまではある程度マリオカートとしての方向性は保たれていましたが、本作ではなんと空中を飛んだり、水中を走ったりすることができるようになりました。
そしてこれまでマシンはカートもしくはバイクの種類を選ぶだけでしたが、今作はフレームとタイヤと飛ぶためのグライダーを選んで組み合わせるという新たなシステムを取り入れました。
新しいキャラクターも登場しました。特にびっくりしたのは、これまで審判としてシグナルや周回数のカウント、落ちたキャラクターを引き上げるなどしてくれていたジュゲムが、とうとうプレイヤーキャラとして登場したことです。
個人的なところとしては、ワルイージがいなくなってしまったのがとてもショックです。8で出てきたので安心しましたが。
コースも新たなものが登場しましたが、非常に長いコースを各セクターで区切って1周制にしたコースも登場しました。
新たなアイテムももちろん登場しています。初代スーパーマリオブラザーズから登場する由緒正しきアイテム「ファイアフラワー」が本作で満を持して登場しました。何でいなかったんだろう。
しっぽが生えてタヌキマリオっぽくなるスーパー木の葉、自分の周りに7つのアイテムが現れるラッキー7などがあります。ラッキー7は思ったよりラッキーじゃないこともありますが…スター取られたら悔しい。
マリオカート8(Wii U)
空中、水中ときて次は天井や壁を走れるようになりました。カートやバイクが変形して反重力用のモードに自動で切り替わるようになっています。
進化したなあ…グラフィックもHD化(高解像度化)が進んで、コースもかなり鮮明になっていて綺麗ですね。特に水中での水の透明感には驚かされました。
新しいアイテムももちろんあります。投げたあとに自分のもとへ戻ってくる「ブーメランフラワー」、相手に近づくと自動で噛み付いてくれる「パックンフラワー」、自分の周りに音波を放つ「スーパークラクション」などです。中でもスーパークラクションはトゲゾーこうらですら破壊できるので、防御にも使えますね。
また、Wiiではカートとバイクの差がすごかったですが、その差もある程度改善され、バイクゲーになることはなくなりました。まあ「マリオカート」なのでバイクに偏るのも良くはないので当たり前ですが…
そして今まで最大でも150ccまでだったのが、200ccも登場し、ハイスピードなマリオカートが楽しめるようになりました。これがまた体感的にもまあ速い。慣れないと速すぎてコースアウトしてしまいます。
「マリオカート」シリーズの買取価格
スーパーマリオカート(スーファミ):900円
マリオカート64(N64):買取可能
マリオカートDS(DS):10円
マリオカートアドバンス(GBA):489円
マリオカート ダブルダッシュ(ゲームキューブ):100円
マリオカート8(Wii U):10円
※掲載の価格は2024年9月現在の買取価格です。汚れや傷の程度により、減額の対象となる場合がございます。
「マリオカート」シリーズを売るにはどの方法が一番おすすめ?
いざ「捨てるのはもったいない!買取してもらおう!」と思っても、「どこで売るのがいいんだろう…」と思いますよね。
一言でレトロゲームを売ると言っても、実店舗やネット買取という括りだけでなく、最新ゲームを中心に取り扱っている店舗など、お店によってもその性質は様々です。
リサイクルショップで売る
「処分するくらいなら売ろうかな」と考えた場合、リサイクルショップに売るのは候補の一つです。
ゲーム以外にも扱っているので他にも処分したいものがあれば一度に処分することができます。
ただし、ゲームを専門としていないので、買取価格には期待できない場合が多いです。
また、レトロゲームを買取対象外としているところもあるので注意が必要です。
注意したい点として、動くかどうか分からないゲームや故障しているゲームは買い取って貰えないこともあります。その場合は売れなかったゲームを家に持って帰ってきて、自分で処分する必要があります。
持っていくだけで売れる、その場で現金化できるという利点がありますが、買取価格が安い、大量の場合持っていくのが面倒、レトロゲームの場合は買取不可の場合があります。
近所のゲームショップで売る
「ゲーム機なんだからゲームショップに売ればいいじゃん」と考える方も多いと思います。
ゲームショップによっては得意なゲームと不得意なゲームがあるので、事前にどんなゲームが得意なのか調べておく必要がありますね。
また、動くかどうか分からないゲームや故障しているゲームは買い取って貰えないこともあります。その場合は売れなかったゲームを家に持って帰ってきて、自分で処分する必要があります。
たいてい新しいゲームは良い買取価格がつきますが、レトロゲームは買取対象外の場合があります。
オークションで売る
オークションもフリマアプリ同様、ゲーム機を売ることが出来る方法です。
オークションであれば、価値がわからなくても勝手に値段がつり上がってくれることもあります。タイミングによってはほとんど入札が入らず終わる場合もありますね。
フリマアプリで売る
フリマアプリで売ることも候補の一つだと思います。フリマアプリであれば、自分で価格を設定することが出来るので、お金の面を考えると一番良い方法かもしれません。
ただし、出品準備、価格交渉、梱包発送などやることが多くて面倒、手数料が取られるという問題があります。
宅配買取で売る
宅配買取では、簡単ですぐに申し込めることが出来ます。結果も全てネットでわかるようになっているので、全て家で完結することが出来ます。
まとめ
今となってはオンラインでの対戦が非常に熱いマリオカートシリーズです。
もしSFC版でオンライン対戦モードがあったら…と考える時がたまにあります。多分今以上にごった返してカオスでしょうけど。
Nintendo Switch Online加入者特典でスーパーマリオカートが遊べますので是非プレイして見て下さい。