高額買取できるPCエンジンのプレミアソフト12選
1987年に発売された《PCエンジン》は、スーパーファミコンに次ぐ人気のあった家庭用ゲーム機です。
そんなPCエンジンのソフトの中には買取価格1万円を超えるプレミアソフトが存在していることをご存知だったでしょうか?
そこで今回は高額買取できるPCエンジンのプレミアソフトや、人気ソフトの買取価格についてご紹介します。
高価買取できるPCエンジンのプレミアソフト
まずは買取価格が1万円以上になるプレミアソフトからご紹介していきます。
銀河婦警伝説サファイア(アーケードカード専用)
買取価格:38,000円
銀河婦警伝説サファイア(アーケードカード専用)は、1995年11月24日にハドソンより発売されたシューティングゲームです。このソフトがプレミア化した理由は以下の通り。
- ・既にPCエンジンの衰退期に発売されたソフトで注目度が高くなかった
- ・更に格闘ゲームの台頭でシューティングゲーム自体が低迷期にあった
- ・徐々にコレクターの間で話題となり価格が高騰した
最初は敬遠されていたものの徐々にコレクター達が騒ぎ始め、プレミア化したということですね。操作性は当時のシューティングゲームの中でも非常に良いものであったことも寄与しているのかもしれません。
マジカルチェイス(初版)
買取価格:33,000円
当時は、アイレムの「R-TYPE」シリーズ、タイトーの「究極タイガー」、ハドソンの「スーパースターソルジャー」など、様々な名作シューティングゲームが発売されており、PCエンジンはシューティングゲーム御用達のハードとして知名度を上げていきました。
そんな中で発売されたのがこの「マジカルチェイス」。
魔法使いを主人公とした横シューティングのソフトで、敵を倒すとクリスタルを落とし、道中に現れるショップでクリスタルで買い物をして自分を強化していくというゲーム性です。
開発元も発売元もマイナーメーカーだったこともあり、知名度も低くあまり流通しなかったことや、発売元がすぐに倒産してしまったにも関わらず、評価の高いソフトとして人気が広がったことで、PCエンジンの中でも非常にプレミアがついているソフトになりました。
コリューン
買取価格:28,800円
この当時、ナグザットで発売されていたPCエンジンのソフトと言えば「精霊戦士スプリガン」などが挙げられますが、開発はコンパイルなど他社で行われていました。
この「コリューン」は開発もナグザットによるソフトです。
シューティングとしては非常に簡単な部類にあたり、敵がかなりアイテムを落とすので、初心者にはおすすめです。
ただ、当時のナグザットといえば先述の「精霊戦士スプリガン」などのサマーカーニバルシリーズが人気ということもあり、このコリューンは流通量が少なくプレミアがついています。
レニーブラスター
買取価格:19,800円
「レニーブラスター」は、非常にシンプルな横スクロールアクションゲームです。、特に尖った部分も見当たらないのが特徴。末弥純氏のイラストは魅力的ですね。
発売されたのが1995年とPCエンジンの中でも後期の作品にあたり、次世代機であるプレイステーションやセガサターンが発売されていた時期とかぶるため、流通量が少なくプレミア化したソフトです。
TATSUJIN
買取価格:21,000円
東亜プランといえばガチガチのパターンを組む高難易度の硬派なシューティングゲームが多いですが、こちらの「TATSUJIN」もその一つ。
ただし、これまでと比べると自機のスピードがアップしており、避けて撃つというこれまでとは一風変わったパターンの構築が求められることとなりました。
このPCエンジン版は業務用とほぼ同じレベルの移植となっており、難易度もほぼ据え置きです。ガチガチのパターン構築が求められることから、シューティングの上級者にしか手を出しにくいという側面もあり、プレミアがつきました。
この当時には続編の超高難易度で知られる達人王がアーケードで稼働していたのもプレミアの理由でしょう。
悪魔城ドラキュラX「血の輪廻」
買取価格:8,500円
悪魔城シリーズの10作目を意味する「X」が名付けられたソフトです。
悪魔城シリーズといえばアクションゲームの中でも非常に高難易度で知られていますが、こちらは比較的低難易度に仕上がっています。主人公以上に強力な「マリア」の登場が難易度低下の要因の一つです。
やりこみ要素の多さや、スペックをフルに生かした良質なグラフィックから、悪魔城シリーズでも非常に人気の高いソフトです。
こちらもPCエンジンの末期にさしかかって発売されたソフトということで、プレミアソフトとなりました。
※掲載の価格は完品(箱・説明書付)、美品での買取価格(税込)です(2024年9月27日現在)。汚れや傷の程度により、減額の対象となる場合がございます。
PCエンジンで人気だったゲームソフトの買取価格
先ほどまでは持っている人が少ないPCエンジンのプレミアソフトの買取価格についてご紹介しましたので、次はPCエンジンの中でも人気で多くの人が持っていたゲームソフトの買取価格をご紹介します。
PC原人
買取価格:1,200円
様々なハードで発売されている原人シリーズの1作目。非常に人気が高いアクションゲームで、原人はハドソンの他のゲームソフトにも出ている看板キャラです。
他のハードでも発売されている影響で、リメイクがゲームアーカイブスやバーチャルコンソールの配信に限られているため、買取価格が高くなっています。
PC原人3
買取価格:3,200円
2人プレイが可能になりました。毎度おなじみの頭突きアクションに加え、キャンディーなどの新アイテムも登場しました。
こちらはPCエンジンの末期の発売ということで、プレミアがついています。
R-TYPE COMPLETE
買取価格:1,791円
Hu-Cardにて発売された「R-TYPE」2作のカップリング作になります。
Hu-Card版の評価が非常に高く、それをほぼ完全移植しているということから人気の高いソフトになっています。
ビジュアルシーンも追加されており、これまでにはない「R-TYPE」を楽しめますね。
ダライアスプラス
買取価格:957円
アーケード版ダライアスをHu-Cardへと移植したのがこの「ダライアスプラス」。
PCエンジンのソフト全体を通してもHu-Cardとスーパーグラフィックスの両方に対応しているソフトはこの「ダライアスプラス」だけです。
3画面シューティングという特異なゲームを見事に移植しています。
スプリガン Mark Ⅱ
買取価格:1,660円
本作は「精霊戦士スプリガン」の続編として発売されたソフトです。
ビジュアルシーンなどのストーリー性が非常に強化されており、世界観も前作から一新されています。
グラディウスⅡ
買取価格:1,421円
アーケード版「グラディウスⅡ」を当時シャープのX68000版が非常に高い完成度で移植していましたが、こちらのPCエンジン版もアーケード基盤とのスペック差をものともしない高い完成度を誇っています。
※掲載の価格は完品(箱・説明書付)、美品での買取価格(税込)です(2024年9月27日現在)。汚れや傷の程度により、減額の対象となる場合がございます。
まとめ
PCエンジンのソフトに限らずレトロゲームは、人気があり多くの人が持っていたゲームソフトほど買取価格が低く、当時は人気がなかったり生産量の少ないゲームソフトほど買取価格が高い傾向にあります。
もし自宅に遊ばないPCエンジンのソフトが眠っている方がいたら、価値が下がる前に売ってみてはいかがでしょう。