「ストリートファイター」シリーズの歴史や買取価格を紹介

「ストリートファイター」シリーズの歴史や買取価格を紹介

今やeSportsの一つとして世界大会が行われているほどの人気格闘ゲーム「ストリートファイター」。

元々はアーケードゲームでしたが、その人気から家庭用でも沢山のソフトが発売されています。

今回はそんな「ストリートファイター」の歴史や、各ソフトの買取価格についてご紹介していきたいと思います。

「ストリートファイター」シリーズとは?

「ストリートファイター」は元々、1987年に稼働開始されたアーケードゲームです。

この頃はまだシステムも他のゲームとは異なり、押したボタンによって技の強弱が変化するという特殊なもので、ボタンを「叩く」という今ではなかなか見られないような感じのゲームでした(もちろん格ゲーという面では他のシリーズと変わらないのですが)。

「ストリートファイター」シリーズの歴史

まずは「ストリートファイター」の歴史をシリーズごとに見ていきましょう。

「ストリートファイターⅡ」シリーズ

ストリートファイターⅡ/スーパーファミコンソフト

「ストリートファイター」シリーズがここまでの人気になったのはやはり本作からでしょう。

当時はまだまだ「ゼビウス」、「グラディウス」のようなシューティングゲームがアーケードでは人気でしたが、この「ストリートファイターⅡ」の登場により、アーケードゲーム界の流れに多大な影響を与えました。

今や様々な格ゲーで取り入れられている基本システムはこの「ストⅡ」で確立されたといっても過言ではありません。

方向レバーとパンチボタン、キックボタンを組み合わせることで出せる必殺技や、「打撃に対してガード」「ガードに対しては投げ」「投げに対しては打撃」といった相性、今となってはキャラの個性の一つとなっている飛び道具と投げ技、突進技を兼ね備える通称「三種の神器」持ちは主人公というのもこの「ストⅡ」が初です。

キャラクター毎にきちんと性能が分かれており、使いやすいキャラからピーキーなものまで揃っているのはこの当時としては非常に画期的だったのです。

しかも性能だけでなく、見た目や設定もとても特徴的です。インド人の間違ったイメージを広めてしまったダルシムとか。他にも様々な面で今の格ゲーに受け継がれているシステムがありますが、それもこの「ストⅡ」が基です。

最初はプレイアブルが8人の格闘ゲームでしたが、上記のシステムや特徴で人気を集め、キャラクターを追加し、更にシステムを改良した様々なバージョンがリリースされていきます。

「ストリートファイターZERO」シリーズ

ストリートファイターZERO/プレイステーションソフト

「ストⅡ」はダッシュやスーパーなど様々なバージョンアップを経てストーリーも続いていましたが、「ストⅡX」を以って完結しました。その次に新たなシリーズとして稼働開始となったのが「ZERO」です。

キャラクターの設定に関する部分が深く掘り下げられ、単なる格ゲーとしてだけではなく、ストーリーや性能などを除いたキャラクターのイメージ付けという部分はこの「ZERO」シリーズで構築されていきました。

また、「ZEROカウンター」や「オリジナルコンボ」、「ISM」システムなど、非常にテクニカルな部分が要求される部分も増えてきました。

そして一番の注目はなんと言っても別シリーズのキャラクターや、従来の「ストⅡ」ではサブ扱いであったキャラクター達を本格的に参戦させたことですね。カプコンの人気ベルトスクロールアクション「ファイナルファイト」シリーズのガイやコーディーの登場は個人的にはかなり驚きましたね。

あとはストリートファイター全体を通しても人気の高い春日野さくらも「ZERO」シリーズで初登場となります。さくらは当初カプコンの社内でも相当揉めた上での登場だったらしいです。とはいえ硬派な雰囲気の強い格ゲー界には必要な新風だったと思います。とはいえなんでずっとシリーズ続いてもセーラー服着てるのかは謎でしたが…

「ストリートファイターEX」シリーズ

ストリートファイターEX Plus α/プレイステーションソフト

「ストⅡ」に携わってきたスタッフの一人である西谷亮氏が新たに立ち上げた会社「アリカ」が制作したストリートファイターシリーズです。この当時続々と出てきていたポリゴンによる3Dグラフィックゲームですが、本作もその一つです。

グラフィックこそ3Dに変わったものの、基本的には「ストⅡ」で築き上げてきたシステムをベースにしているので、操作の感覚もさほど変わらずにプレイすることが出来ます。

それでいて新たなシステムも従来のゲーム性を損なわないように組み込まれています。中でもスーパーコンボゲージを使う必殺技を出している最中に更にゲージを使ってキャンセルするスーパーキャンセルは新たな駆け引きを生んだ良システムです。

シリーズを重ねる毎に大技も増えていくのですが、それでいて大味になってしまうこともなく、格ゲーらしさをとことん追求していったシリーズともいえますね。メーカーは違いますが、このシリーズを見たあとにKOF94~97やサムスピを見ると大味な場面にびっくりします。

「ストリートファイターⅢ」シリーズ

ストリートファイター3 3rdStrike/ドリームキャストソフト

当初(1stや2nd)はこれまでのシリーズで登場してきたキャラクターがほとんどいなくなって一新された上に、操作やシステムも結構なレベルで変化したため、プレイヤーからは敬遠されがちという不遇の作品でした。

しかし、3作目である「3rd STRIKE」ではシステム面での調整が加えられ、「ストⅡ」とはまた違った駆け引きが生まれるようになりました。

中でも特徴的なのは、「ブロッキング」でしょう。通常のガードとは異なり、タイミングよくガードすると発動し、削りダメージも受けずに相手に硬直を与えます。ブロッキング自体は1stからあったのですが、状況が限られており、活かしにくいものでした。

3rdではそれが変化し、赤ブロとよばれるガードブロッキングが可能となりました。通常のガード中でも使えるブロッキングです。タイミングは更に厳しくなっていますが…

このブロッキングが有名なのは、格ゲー界でも超有名なプレイヤー「ウメハラ」氏による「背水の逆転劇」ですね。

1発でもガードすればHPが削られて負ける状況で春麗の「鳳翼扇」によるコンボの15段を全て連続でブロッキングし、逆にケンの最大コンボを当てて勝利するという劇的なものでした。大会で生で見た人はしびれたでしょうね。

「ストリートファイターⅣ」

ストリートファイターⅣ/プレイステーション3ソフト

Ⅲの3rd以降はマブカプや、カプエスといったお祭り系の格ゲーがしばらく出ていたことや、3rdにも根強いファンがいたことで、カプコンはアーケードからしばらく身を引いている状態でした。そんな中で水面下で開発が続けられ、原点回帰を謳って登場したのが「ストリートファイターⅣ」です。

ストⅡで使われていたキャッチコピー「俺より強い奴に会いに行く」を意識し、「俺より強いやつは出てきたか」とつけられました。ストⅡに魅せられたファンにとってはたまらないでしょうね。

原点回帰ということもあり、基本的には「ストⅡ」を意識したものとなっています。その中で、3rdで使われていた投げ系やEX必殺技システムとウルトラコンボとセービングアタックなどの新しいシステムを取り入れています。

上級者などに立ち向かうためには非常に細かいテクニックを習得する必要はありますが、それがなくてもある程度はプレイできるようになっており、初心者から上級者まで幅広く遊べるような調整がなされています。続編というよりかは正統な進化を遂げたといった方がいいかもしれませんね。

ちなみに一時引退も囁かれていたウメハラ氏は本作で再び活動を再開し、オンラインでの勝率は90%をキープし続けるほどの腕前を見せました。

「ストリートファイター」シリーズの買取価格

続いては「ストリートファイター」シリーズの買取価格をご紹介します。

ストリートファイターⅡ(スーファミ):10円
ストリートファイターⅡ(ゲームボーイ):1,100円
ストリートファイター ALPHA(ゲームボーイ):500円
ストリートファイターⅡ ターボ(スーファミ):240円
ストリートファイターZERO2(スーファミ):2,200円
ストリートファイターⅡX リバイバル(GBA):820円
ストリートファイターZERO3 アッパー(GBA):1,630円
スーパーストリートファイターⅣ 3D EDITION(3DS):200円
ウルトラストリートファイターⅣ(XBOX360):300円
ストリートファイター アニバーサリーコレクション(XBOX):900円

「ストリートファイター」シリーズのゲームを売る方法

いざ「捨てるのはもったいない!買取してもらおう!」と思っても、「どこで売るのがいいんだろう…」と思いますよね。

一言でレトロゲームを売ると言っても、実店舗やネット買取という括りだけでなく、最新ゲームを中心に取り扱っている店舗など、お店によってもその性質は様々です。

リサイクルショップで売る

「処分するくらいなら売ろうかな」と考えた場合、リサイクルショップに売るのは候補の一つです。

ゲーム以外にも扱っているので他にも処分したいものがあれば一度に処分することができます。

ただし、ゲームを専門としていないので、買取価格には期待できない場合が多いです。

また、レトロゲームを買取対象外としているところもあるので注意が必要です。

注意したい点として、動くかどうか分からないゲームや故障しているゲームは買い取って貰えないこともあります。その場合は売れなかったゲームを家に持って帰ってきて、自分で処分する必要があります。

持っていくだけで売れる、その場で現金化できるという利点がありますが、買取価格が安い、大量の場合持っていくのが面倒、レトロゲームの場合は買取不可の場合があります。

近所のゲームショップで売る

「ゲーム機なんだからゲームショップに売ればいいじゃん」と考える方も多いと思います。

ゲームショップによっては得意なゲームと不得意なゲームがあるので、事前にどんなゲームが得意なのか調べておく必要がありますね。

また、動くかどうか分からないゲームや故障しているゲームは買い取って貰えないこともあります。その場合は売れなかったゲームを家に持って帰ってきて、自分で処分する必要があります。

たいてい新しいゲームは良い買取価格がつきますが、レトロゲームは買取対象外の場合があります。

オークションで売る

オークションもフリマアプリ同様、ゲーム機を売ることが出来る方法です。

オークションであれば、価値がわからなくても勝手に値段がつり上がってくれることもあります。タイミングによってはほとんど入札が入らず終わる場合もありますね。

フリマアプリで売る

フリマアプリで売ることも候補の一つだと思います。フリマアプリであれば、自分で価格を設定することが出来るので、お金の面を考えると一番良い方法かもしれません。

ただし、出品準備、価格交渉、梱包発送などやることが多くて面倒、手数料が取られるという問題があります。

宅配買取で売る

宅配買取では、簡単ですぐに申し込めることが出来ます。結果も全てネットでわかるようになっているので、全て家で完結することが出来ます。

まとめ

いかがでしょうか。アーケードで人気を博したということもあり、家庭版でも沢山の移植が行われていますね。なかには相当なプレミアがつくものもあります。

今も尚世界大会が行われている人気シリーズですが、ぜひこれからもeSportsの発展に繋げて欲しいと思います。